アノテーションのその先を見据えて
富士ソフト株式会社
2025年 5月26日
杉本 TTピーエム株式会社(以下、TTPM)創立40周年ということで、株式会社メック・ヒューマンリソース(以下、MHR)の布施様、金子様、坂田様にお話をお伺いします。
布施様 40周年おめでとうございます。よろしくお願いします。
杉本 MHR様は三菱地所グループの人事業務シェアードサービスを展開されており、法改正などに業務が影響されるところも多いかと思われます。最近の動向はどのように捉えていらっしゃいますか。
坂田様 社会保険の分野でいえば、法改正に影響される部分はやはり大きいです。法改正があった際に、どのタイミングで、何がどのように変わるのか、ギリギリまで分からなかったりするのです。変わる内容もただ掲示してあればいいのか、何らかの通知を発送するとして、その対象が被保険者全員なのか、対象者だけでいいのか、さまざまなケースがあります。また、全員に通知を送らなければならないという時は、我々も少人数で動いているので対応が難しくなります。直近もマイナ保険証でそういうことがありましたが、TTPMは頼れる存在で本当に助かっています。
杉本 ありがとうございます。
坂田様 ご迷惑をかけているという認識はあるのですが、弊社としても情報が下りてこないことには対応のしようがないところで、TTPMには厳しいスケジュールでよくやっていただけたと思っています。品質的にも実務の現場から満足度は高いという声を聞いています。
杉本 うれしいお言葉、ありがとうございます。逆に、TTPMとしても知識が増えますし、対応力も鍛えられていると考えています。業務効率化を目的としてAI・DXの活用ということも重要なテーマになっていますが、どのような課題を感じていらっしゃいますか。
金子様 現在、まさに住民税の年度更新業務をお願いしているところですが、毎年、記載事項はほぼ一緒なので、AI-OCRの自動読み取りが有効な業務ではないかと思います。今は人力でやっていただいていると思いますが、AI-OCRを上手に活用できれば、期間を圧縮して対応いただくこともできるのかなと。TTPMにはそうしたことを期待したいです。
杉本 承知しました。我々としてもAI-OCRを活用した作業効率化ができないか、検討していきますので今後にご期待いただければと思います。
ちなみに、TTPMがMHR様のお仕事をさせていただくきっかけはどのようなことでしたか。
布施様 マイナンバーがスタートする時でした。従業員のマイナンバー収集を外部委託することになりまして、三菱地所グループで別の委託先を選定していたのですが、委託先を1社に絞るのはリスクがあると感じたので、プランBとしてマイナンバー収集を委託できるところを探したときに、旧東芝ピーエム様を見つけまして、そこからご一緒させていただいております。
杉本 ありがとうございます。2016年にマイナンバー制度が施行されましたが、翌2017年度から収集業務の委託をいただき、あらためまして御礼申し上げます。
布施様 当時の担当者の方々と試行錯誤しながら、マイナンバー収集の仕組みを作ったのはとても印象に残っています。委託が始まって間もない頃にTTPM社内も見学させていただきましたが、動線がきれいに分けられて、特定の人しか入室できないエリアも作られていて、こんなにうまくできるものかと、本当にすごいなと思ったものです。
金子様 現場のメンバーにも事前に確認しましたが、品質的に全く問題無く、対応も丁寧で、安心してお願いできるとのことでした。
杉本 ありがとうございます。最後に今後TTPMに期待されることがありましたら、お話しください。
布施様 今後、グループ内でもDX活用が加速していくと思いますので、例えばデータ収集及び分析が必要となった場合に弊社では対応できなくなる可能性があるので、その際は協力いただければと思います。
杉本 今後はさらなるデータ活用の分野でもご協力できるように、MHR様と連携して進めてまいりたいと思います。ありがとうございました。